3Dプリンタは確かに何でもできる夢の機械ではないけれど
そして切削モータの回転音・刃が素材を削る音・そして大量の削りかすの発生。
金属素材でなく柔らかいケミカルウッドを使っていてもかなりの騒音になります。
そんな装置を家庭やオフィスに置くことができるのはとても広いか周囲の理解が得られる環境だけです。
自分はiModelaをオフィスで使っていたらウルサイって苦情きました。
一方3Dプリンタはヘッド移動モータとヒータの音だけ。
発生するごみも補助造形(サポート材)のみとはるかに少なくすみます。
この2点だけでも画期的なことです。
樹脂積層式3Dプリンタには明確に欠点があります。
- 水平方向と積層方向で精度や強度が違う
- 積層方向面にあけた丸穴がいびつになる
- 水平方向面にあけた穴をねじ穴として使うとねじ周りの樹脂が剥離してしまう
- 表面の仕上がりがでこぼこで美しくない
- 素材の選択肢が少なく強度が弱い
など。
それでも3Dプリンタなら
- モデルを画面で見ただけではサイズ感や手に持った感覚がわからない
- ちょっと部品を止めるためのパーツ作りたい
- 部品壊した(無くした)けど応急的に治したい
など思いついたアイディアを即座にデスクサイドで実体化してくれる唯一の機械です。
3Dプリンタで作ったサイズ検証パーツの例
3Dプリンタは確かに何でもできる夢の機械ではないです。
しかしまがい物の工作機械でも遊びでしか使えないような代物では決してなく、
作品を作るための重要なもはや手放せないツールです。